2024年10月13日(日)19:00~『ONE PIECE FILM RED(ワンピース フィルムレッド)』が地上波で初放送されます!
しかし、劇中で話題になっていたのが「ウタの最後はどうなったのか」。
そこで本記事では、ウタは最後に死亡したのか、それとも生きてるのか、考察を含めて詳しく解説します。
【ネタバレあり】ウタの最後は死亡?生きてる?
- ウタが死亡確定と言われる理由
- ウタの死亡は公式には発表されていない
ウタが死亡確定と言われる理由
映画の終盤、ウタは「ネズキノコ」を食べて体に毒が回ってしまいます。
その後、赤髪海賊団から解毒剤を手渡されるものの、ウタはそれを拒否しました。
この点が、ウタが死亡したとされる大きな理由となっているのではないでしょうか。
さらに、映画のラストシーンでは、ウタが棺桶に入れられている描写があり、赤髪海賊団のメンバーが悲しみに暮れている様子が映し出されます。
このシーンが、ウタの死を暗示していると考えられています。
また、小説版や脚本家のインタビューでも、ウタが亡くなったとされる描写や発言があるため、死亡が確定しているという説が有力となっているのです。
ウタの死亡は公式には発表されていない
一方で、ウタの死亡が公式に明言されているわけではありません。
映画の中で、ウタが死亡するシーンは明確に描かれておらず、棺桶に入れられる場面があるものの直接的な死亡描写はありません。
そのため、ファンの間ではウタが実は生きている可能性も挙げられています。
ウタの死亡説があるのはなぜ?
- ①解毒剤を飲むのを断った
- ②ルフィと赤髪海賊団の反応
- ③ウタのアルバム名と歌詞
- ④特典・巻40億の内容
- ⑤ノベル版(小説)の内容
- ⑥棺桶シーンの記述
- ⑦黒岩勉さん(制作スタッフ)の発言
①解毒剤を飲むのを断った
ウタが食べた「ネズキノコ」は体に毒が回るもので、解毒剤を飲まなければ命を落とすとされています。
しかし、シャンクスがウタに解毒剤を差し出したにも関わらず、彼女はそれを拒否するのです。
自分が引き起こした「ウタワールド」の終焉を望んだ彼女は、責任を取る形で解毒剤を飲まず、命をかけた覚悟をしたのでしょう。
このシーンがウタの死亡を決定づけたとされています。
②ルフィと赤髪海賊団の反応
ウタの死亡説を強くする描写の1つが、ルフィと赤髪海賊団の反応です。
映画のラストシーンでは、赤髪海賊団がウタの遺体と思われる棺らしきものを囲んでいる描写があり、特にシャンクスが悲しみに暮れている姿が印象的です。
ルフィもウタの死を受け入れたような表情をしており、彼らの反応からもウタが命を落としたと考えられます。
この描写は、ファンにとって非常に感情的なものであり、死亡説を裏付ける根拠の1つとなっているでしょう。
③ウタのアルバム名と歌詞
ウタが歌う楽曲の歌詞やアルバム名も、彼女の最期を暗示する内容が含まれているのです。
まず、アルバム名が「first&last album」。
【最初で最後のアルバム】という意味になるため、ウタは既に亡くなっていると考えられるのではないでしょうか。
また、ED曲の「風のゆくえ」には、“私が消え去っても歌は響き続ける”という歌詞があります。
私が消え去るというストレートな表現から、ウタの死亡が連想されます。
ウタは自身の歌や歌詞で自分を表現していることから、この歌詞の信憑性も高まりますね。
④特典・巻40億の内容
先程も紹介したED曲「風のゆくえ」に関してですが、特典・巻40億には説明文が記載されています。
ED曲「風のゆくえ」の説明文は以下のとおり。
“子供の頃歌った懐かしい歌。死にゆくウタ”です。
つまり、劇中に明確なシーンはありませんでしたが、ここでウタが死亡するというイメージを与えたのではないでしょうか。
⑤ノベル版(小説)の内容
2022年8月9日には、ワンピースフィルムレッドのノベル版が発売されています。
その内容には、“シャンクスはウタの眠った棺に背を向け”という1文が記載されています。
つまり、棺桶の中にウタがいる(死亡している)ということを直接的に伝えていることになるのではないでしょうか。
⑥棺桶シーン
先程の内容にも繋がりますが、劇中での棺桶らしきものもシーンや、小説でのウタと棺桶の記述。
これらの内容から、ウタは死亡確定と言えるでしょう。
もしウタが生きているのだとしたら、棺桶に入れるのは不自然です。
結果的に、ウタの生存説はないと予測できますね、
⑦黒岩勉さん(制作スタッフ)の発言
『ONE PIECE FILM RED』の脚本を手掛けた黒岩勉さんのインタビューでは、ウタが死んだという説を裏付けています。
ウタの結末に関して、死亡させても良いのかという議論になったものの、彼女が自身でけじめをつけることを貫いてもらったとのことです。
たしかに、シャンクスから解毒剤を受け取っていれば、ウタの覚悟は薄れてしまいます。
インタビュー内容からもわかるとおり、ウタの死亡は前提にあったのでしょう。
ウタの生存説は本当?
- ①明確なウタの死亡シーンがない
- ②EDの新聞の見出し
- ③本編で登場するシルエット
- ④赤髪海賊団がウタの死亡を偽装した
①明確なウタの死亡シーンがない
ウタの死亡説が強いものの、映画内では明確な死亡シーンが描かれていません。
ウタと棺桶が繋がる描写や記述はありますが、直接的な死亡描写がないため、実はウタは生きてるとも考えられます。
また、ワンピースでは多くのキャラクターが生死の境を彷徨いながらも最終的に生き延びるパターンが存在します。
この点が生存説を強くする1つの理由となっています。
②EDの新聞の見出し
エンディングに映し出された新聞の見出しが、ウタの生存説を裏付ける重要な要素として挙げられます。
映画のエンディングにペローナが持っていた新聞には「Princess Survived(姫は生きていた)」という見出しが確認され、これがウタの生存を示唆しているとされているのです。
この「姫」がウタを指す可能性が高いとされ、彼女が実は生きていたのではないかという憶測が生まれたのでしょう。
この新聞の見出しは、ウタの生存説を強く支持する理由の1つですね。
③本編で登場するシルエット
本編1055話では、ウタのシルエットと思えるものが登場します。
実際に、映画の副音声で尾田栄一郎さんは「あれはウタです。」とも発言しているのです。
そのため、ファンの間では「実は生きてる!?」「今後、再登場もありえる!?」など、期待の声が高まっています。
しかし、「子供の頃のウタ」「死亡したから黒塗りのシルエット」などの可能性も挙げられるでしょう。
実際のところはハッキリしていないので、とても気になりますね。
④赤髪海賊団がウタの死亡を偽装した
ファンの間では、赤髪海賊団がウタの死亡を偽装したのではないかという説も浮上しています。
赤髪海賊団がウタの命を守るために、あえて彼女が亡くなったように見せかけた可能性があるという考え方です。
ウタが「ネズキノコ」を食べて命を落としたように見えるが、実際には別の形で彼女を生かしたのではないかという推測です。
海賊たちの世界では、生存を隠すことがストーリーの一部として登場することがあるため、この説も完全には否定できません。
【考察】ウタの最後の口パク・セリフは?
- 「新時代をつくってね」
- 「海賊王になってね」
- 「なんでそこまでして海賊王になりたいの?」
「新時代をつくってね」
このセリフは、ウタがずっと抱いてきた「新時代を創り出す」という彼女自身の信念に基づくものです。
ウタは、彼女の歌声で人々を「ウタワールド」に引き込み、理想の世界を創り出そうとしましたが、最終的にはその信念のために命を落とすことを選びました。
ウタがルフィに向けて「新時代をつくってね」と口にしたのは、ルフィにその夢を託したのではないかと考えられるでしょう。
このセリフは、彼女が信じる未来をルフィに託す思いを表しているとも言えますね。
「海賊王になってね」
もう1つの説として、「海賊王になってね」というセリフがウタの口パクだと考えられています。
ルフィの夢である「海賊王になる」という目標を知っていたウタは、彼がその夢を達成することを願っていた可能性があります。
ウタとルフィの関係は幼少期から続く深い絆に基づいており、最後にウタがルフィにエールを送る形でこのセリフを口にしたと解釈できるでしょう。
このセリフは、ウタがルフィの未来を信じ、彼に成功を託した瞬間とも言えますね。
「なんでそこまでして海賊王になりたいの?」
最後に、ウタが「なんでそこまでして海賊王になりたいの?」と問いかけたという説も挙げられます。
このセリフは、ウタが最後の瞬間にルフィの夢に対して疑問を投げかけたのではないかという考え方です。
ウタは彼女自身の理想を追い求めた結果、命を落とすことになりましたが、ルフィがどんな犠牲を払ってでも「海賊王」になりたい理由を、彼女なりに知りたかったのではないかという考察です。
このセリフは、ウタがルフィの夢を理解しながらも、その強さに対して最後に疑問を投げかけた瞬間として解釈されます。
まとめ:【ワンピース】フィルムレッドでウタの最後を見届けよう
『ONE PIECE FILM RED』に登場する歌姫ウタの運命は、映画を観たファンに強い感動を与え、今もなお議論が続くテーマです。
ウタが命を落としたという説には、彼女が「ネズキノコ」を食べたことや、解毒剤を拒否した点、さらには棺桶シーンなど、数々の根拠があります。
一方で、エンディングに映る新聞の見出しや、明確な死亡シーンが描かれていないことから、ウタが実は生きているのではないかという考察も多くのファンによって支持されています。
いずれにせよ、ウタのキャラクターと彼女の運命は『ONE PIECE FILM RED』を通じて強く心に残り、物語に深みを与えたことでしょう。
また、ウタの最後を通じて描かれるテーマや彼女の決断には、作品全体のメッセージが凝縮されています。
映画を観ることで、その感動をぜひ自身の目で確かめてみてくださいね。